腰痛や肩こり、それに加えて外反母趾が原因でも悩んでいる方は多くいると思います。
外反母趾とは、足の親指が人差し指の方に曲がって変形しまっている足のことを言います。
変形が進んでしまうと、親指が人差し指の上や下に重なってしまい、付け根の部分に痛みが出たり、マメやタコができやすくなってしまいます。
実は上のような症状以外の様々な症状にも外反母趾は影響しているんです!
「え!?この痛みも外反母趾が原因なんですか?」なんていうお声もたくさんいただきます。
今日はそんな中から当院の日々の診療でみられるエピソードを3つほどご紹介します。
外反母趾が原因で起きた症状について
・膝の痛み
中学生男子のサッカー選手。
膝の痛みで病院を受診して「レントゲンは異常なし」と言われる。
練習量を抑えてシップで様子を見るも変化なし。
外反母趾をサポートするテーピングで膝の痛みが軽減した。
・腰痛
40代男性会社員。腰痛で他の接骨院で腰の治療を受けるも改善せず。
革靴に外反母趾改善インソールを入れたことで、腰痛が軽減した。
・肩こり
30代女性会社員。
肩こりが酷く他院でマッサージを受けるもすぐにぶり返す。外反母趾を矯正する施術を受けたことで、肩こりの頻度が減った。
外反母趾が原因で色々な症状が出る理由
正常な足には縦のアーチ(土踏まず)と横のアーチ(土踏まず)があります。
これらのアーチが崩れることで、外反母趾が起こります。
身体を全体的に見ると、土踏まずが崩れることで「負の運動連鎖」が発生します。
負の運動連鎖とは身体の一ヵ所が崩れてゆがむと連鎖的に他の部分に崩れやゆがみが波及することをいいます。
例えるとテーブルゲームの「ジェンガ」で一つのパーツを抜いたとたん、タワー全体が崩れ去っていくあの感じです(;^_^A
地面に接地している土踏まずは、特に負の運動連鎖を引き起こしやすくなるので、身体の各部分に崩れやゆがみが生じやすいと考えられます。
いかがでしたか?
外反母趾と一言にいっても色々な症状に関連していくようです。
「木を見ずして森を見る」ですね!
足のゆがみももちろんですが、身体全体のゆがみのチェックが必要ですね!