「肩こりの原因は肩甲骨にあります！だから肩甲骨をはがしましょう！」なんてキャッチコピーを、雑誌や街中で見たことありませんか？

「肩甲骨をはがす」、何か肩こりに効きそうなフレーズですよね。

ですが、肩甲骨をはがすだけでは肩こりは改善しないんです！

今回は、肩甲骨はがしの説明と、それが肩こりの原因改善にならない理由についてお話ししていきます。

肩こりの原因に効くと言われる肩甲骨はがしとは？

肩甲骨はもともと、自由に動くのが理想的です。

でもデスクワークやパソコン作業、スマホの操作などを長時間行っていると肩甲骨まわりの筋肉が硬くなって、身動きが取れなくなってしまいます

。

そうなると肩こりが起きてしまい、さらにひどくなるとや頭痛やめまいなどにもつながってしまいます。

この身動きが取れない肩甲骨をガバッと引きはがす手技を「肩甲骨はがし」と呼びます。

具体的に「肩甲骨はがし」ですることは、マッサージやストレッチ、運動が中心のようです。

どうして肩こり原因改善が肩甲骨はがしじゃダメなのか？

マッサージやストレッチ、運動をして「肩甲骨をはがす」。

効き目バツグンの感じがしますが、実は肩こり改善に足りない点があるんです。

それが「姿勢の歪み」です。

肩甲骨に関係した姿勢の歪みのパターンとしては、

1. 高さズレ歪み
重い荷物をいつも同じ側で持ったり、どちらか片方の足に重心をかけて立つクセがある人は、身体が左右非対称になり、肩甲骨も左右で高さがズレてしまっています。
2. ハの字歪み
肩が内側に入り背中が丸まってしまう「猫背」だと、本来縦に立っている肩甲骨がハの字に広がってしまいます。

などが挙げられます。

「姿勢の歪み」があることで、肩甲骨の動きが悪くなっているので、いくら「肩甲骨はがし」をしても肩甲骨は元に戻ってしまい、肩こりも改善しません。

「姿勢の歪み」が改善できれば、「肩甲骨はがし」も肩こりに効果テキメンです！

まずは姿勢の改善からですね。

順を追って身体を整えて、肩こりとサヨナラしましょう！